Sky Rain ~ 未来は輝く~
帰り道、いつもどおりカフェに寄って、いつもどおり侑未のお喋りを聞いていたら、いつの間にか土曜日に遊ぶことになっていた。
制服で遊ぶことはあっても、休日に私服で遊ぶことはなかったので嬉しかった。
きっと、侑未は可愛い洋服着てくるんだろうなぁ...
私は、なに着て行こうかな?
楽しみで楽しみで仕方なく、頭の中はそんな事しか考えていなかった。
そんな私をよそに、どんどん話を進めていく侑未。
「集合場所はココで、時間は10時。」
『りょーかーい!』
いつもより、何十倍もテンションが高い私に希望は笑った。
「そんな楽しみなの?いつものテンションと全然ちがう!」
『だって、私服で遊ぶの初めてじゃん♪』
「はい、そうですね。」
呆れたように答える遥希。
私と侑未は、そんな遥希をよそにルンルン気分だった。
私は、この幸せがずっと続くことを願っていた。