Sky Rain ~ 未来は輝く~
「ねぇ、明稀。
あいつ等が言ってたことって本当なの?」
しばらくして、口を開いた侑未から、1番聞かれたくないことを聞かれてしまった。
もう、嘘をついてもしょうがないと思い、
静かにうなずいた。
また、流れる沈黙。
私は、息ができなくなるほど、その沈黙が苦しかった。
「あのさ、俺たちにも分かるように説明してくれない?」
と、沈黙を破ったのは希望だった。
「私も、よく分からないから、明稀からちゃんと説明して。」
と、いつもと違う冷たい口調で言う侑未。
私は、話すことに決めた。