Sky Rain ~ 未来は輝く~
私は、怖くて侑未たちの顔を見ることができなかった。
すると、突然誰かに抱きしめられた。
ふと、顔を上げてみると侑未が涙を流しながら抱きしめてくる。
「明稀が、やっと話してくれた~」
と急に大声で泣き出す侑未。
訳が分からず、唖然としていると、遥希が微笑んで説明してくれた。
「俺たち、気付いてたんだ。
明稀がたまにボーっとして、悲しい顔してんの。」
私、気付かなかったよ。
そこまで、みんなが私の事を心配してくれてるなんて。
私は、嬉しくて、またたくさんの涙が出た。