大嫌いだって愛しい



アイツの好きなチョコアイスは決まっている

それだけを手にとり一直線にレジへ




「120円になります、」




レジ横にある小さなチョコはいつもひかるが食ってる苺のチロリ




あいつ本当チョコ好きだからな




そんな事を考えながら小さく笑ってしまう俺はアホなんだと自分で思う



そのチョコを三つ追加してコンビニを後にした。




コンビニの袋を握り締めた俺は



錆び付いた階段をのぼるのが日課



溜まり部屋のドアを開くと



「ねぇ優見て!!このケーキまぢ美味しそう」




テレビに食付きながら楽しそうに優に話しかけるひかるに



胸がギュッとなる





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