大嫌いだって愛しい



「お前なぁ、ひかるを守るなら他にも方法なんてあるだろ」




呆れたような良平は

水滴が垂れているコップを触った。





確かに方法はいくらだってある…ー




だけどそれは




俺が女を利用する理由は他にもあるから、





ひかるを諦める為っていう理由があるから…




だから俺は今の自分の行動を選んだんだ。




俺があいつを思う事は
きっとひかるにとって




重荷でしかないから…





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