大嫌いだって愛しい



街を歩く。


ただ何をするわけでもなく…



私に気付いた奴らは

声をかけるけれど



そんなのに目を向けていたらキリがない、




熱い


雨なのに体が熱い



じわりじわりと体内に熱がこもるように



目は熱さでボーっとする

何でかな…


寝不足なのかな…



「あれ?橘?」



そんな私に誰かが声をかけたのを最後に



私は冷たい雨に当たりながら

意識を失った。





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