大嫌いだって愛しい



それから間もなくして



バンッ


大きな音とともに
勢い良く扉が開かれた




「ひかるさん!!」


「ひかる!!」




扉から飛び出してきたのは


優ではなく

陸斗と尚也だった。





「やっぱ、優は来ねぇか」



多田は優が来ないと予想していたらしく



持って煙草を灰皿に押し付けると


私の頭をポンポン撫でて
部屋から出て行ってしまった。




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