大嫌いだって愛しい



小馬鹿にしたように笑った陸斗は



玄関の靴を綺麗に並べると

リビングにはいってきた。



「ちょっと台所借りますよ」



そう言った陸斗の手にはスーパーの袋が握られていて



食材がいっぱい入っているのが分かる



さすが陸斗…


どうやら私にご飯を作ってくれるみたい




私は寝室にある毛布を引っ張り出して来ると


リビングにあるソファーに寝っころがって

陸斗の料理さばきを見る事にした。





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