怪異
「ガガガガッッ!」

そう言うと、口の中から巨大な黒いスライムみたいなものが、口から垂れでてきた。


あまりのくさい匂いに鼻を手で抑える。

バケツぐらいの量が出た後、その人間は膝から崩れ落ち、死人となったように思われた。

その黒いスライムは、台所を這ったあと、壁の隙間から外に出て行った。

私は状況を整理してみた。

あのスライムは何故、あの体から出て行ったのだろう…。

あの人間の入れ物の寿命か?


疑問がかなり出て来たが、解決はまだまだ出来そうにない。


そう考えているうちに腰もよくなってきた。

私はこの家にはもう用は無いと思い、次の家に行く事にした
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