怪異
研究所に行き友人に例の白い粉を渡し、私はそういう事件があったかどうか図書館で調べる事にした。

いざ調べてみるものの、やはり自分でも聞いた事が無いので、なかなか見つからない。


「何を探してるんですか?」


ふと声をかけられ、振り向くとそこには見知らぬ男性が立っていた。


私は事の経緯を話した。

「それは私も聞いた事がありませんね…。 あ、でも…。」


私が追及しようとする前に、

「どこかで聞いた事のあるような…。 古い書物にあった気がします…。 何だったかは忘れてしまいましたが…」


私はお礼を言い、古い書物を集めているというその方のお宅に伺う事にした。
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