僕の彼女は苺味



某マンションの4階。



「ふぅ………。」



唯一落ち着ける空間の入口でもある玄関のドアを閉めたのと同時に出たのは溜め息。



ここでの生活も3年が経とうとしている。



正直、一人暮らしがこんなにラクだなんて思ってもみなかった。



料理とか洗濯とか掃除とか、もちろん始めは自分でしてたけどさ。


家に呼んでヤッたあとって、イイ女ぶってるのか彼女ぶってるのか……、理由は知らないけど皆やってくれるんだよね。



でも今日は誰か呼ぶような気分でもない。



ボフッとソファーに寝転んでテレビのリモコンを手に取り電源を押す。



あー………。



疲れた……………。



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