魅惑のヴァンパイア
「怜央はまだ5歳だぞ」
「中学生くらいになったらよ! あ…でも、今の子は早熟だっていうし、もしかしたら小学生のうちに……。ギャー! どうしよう! よそ様の子を妊娠なんてさせたらっ!」
「全く、真央は妄想力が豊かなんだから。まぁでも、妄想力はベッドの上では大事だからな。真央のそういうとこ、嫌いじゃないぞ」
「もうっ! 何言ってんのよっ!」
怒っている私を、なだめ落ち着かせると、ヴラドは急に真剣な面持ちになった。
「それより問題は、怜央のあの力だ。今まであんな人間離れした力を見たことあるか?」
「ああ、あれ? 怜央が小さい頃、泣くと物が壊れたりしていたし、怜央は普通の5歳児より頭の発達が早いから、ヴァンパイアと人間の子はそういうもんなんだって思ってたけど……」
「いや、そんなことはないはずなんだ。怜央は人間として生まれてきたんだから。力の覚醒は成人頃……それまでは普通の人間として育つはずなんだ」
「中学生くらいになったらよ! あ…でも、今の子は早熟だっていうし、もしかしたら小学生のうちに……。ギャー! どうしよう! よそ様の子を妊娠なんてさせたらっ!」
「全く、真央は妄想力が豊かなんだから。まぁでも、妄想力はベッドの上では大事だからな。真央のそういうとこ、嫌いじゃないぞ」
「もうっ! 何言ってんのよっ!」
怒っている私を、なだめ落ち着かせると、ヴラドは急に真剣な面持ちになった。
「それより問題は、怜央のあの力だ。今まであんな人間離れした力を見たことあるか?」
「ああ、あれ? 怜央が小さい頃、泣くと物が壊れたりしていたし、怜央は普通の5歳児より頭の発達が早いから、ヴァンパイアと人間の子はそういうもんなんだって思ってたけど……」
「いや、そんなことはないはずなんだ。怜央は人間として生まれてきたんだから。力の覚醒は成人頃……それまでは普通の人間として育つはずなんだ」