汚いエッセイ
店の外から、ガラス越しに見えた店内には、二人の美女がいる。

一人は黙々とスパゲッティを食べ、もう一人はカツカレーの皿を片付けてる。


何かの縁とでも言うのかな。俺はこの空間にずっといたいと思った。なぜかなんて知らないけど。


もうこの二人にお目にかかれないと思うと何故か悲しい。

この二人の美人が、これからお互いに会わないと思うと何故かさみしい。


ただなんとなく考えた。実は、あの時何食うか迷ってて、そしたら入った店にあなたが現れて、帰りにあなたとまた会って…。

って二人と友達になって話たい。この感覚を共有したい。もちろん無理だけど。
わかってるけど。だからこそ、この空間にいたいと思うのさ。いつまでも。
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