汚いエッセイ
俺は道路を歩いた。真っ暗な道。街灯と月が照らす。もちろん誰もいない。

俺は傘を拾って、先端を折り、杖にした。


俺は歩いた。いくつもある目的地のうち、一つに着いた。明け方、収集車が来るところ。

ゴミ棄て場。


賢明な諸君は、もうわかってるかもしれないが、俺の悪い趣味ってのは、棄てられたゴミを漁ることだ。

幾度となく漁って回ったが、その中でも忘れられないエピソードを語ろう。


間違いなく犯罪ものだが。笑
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