汚いエッセイ
だが、合宿が終わったすぐ後。彼は高校を辞めた。

深い話をする仲ではなかったので、未だに理由も知らない。

連絡先も知らないので、それ以来、会うことはなかった。


もちろん寂しさもあったが、だんだんと薄れ、次は女の子に恋した。


もし、彼が学校を辞めず、長く学校で会っていたら、その道に進んでいたかもしれない。

人生が変わりかけた時期だったと思う。


男に恋したことについては、後悔などしていない。

一時の気の迷いのようだったとも思っていない。あれは確かなものだった。


同性愛者の心の苦しみは、俺もよく分かる。本当に辛いものだ。

人に話しにくい。昔ほどではないにしろ、依然として社会的に風当たりは強い。


一般の人たちの理解が、さらに進むことを願ってやまない。
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