汚いエッセイ
俺も会えるといいな。


俺とあの子が出会ったころ、造られたワインに。

きっと今も、どこかで眠り、味を増していることだろう。


待ち遠しい。

将来、あの子と、そのワインを開けて語り合いたい。お互いにもっと大人になって。

いつか、相思相愛。


そう思うと、今、離れているのも、少しは辛くない。

あの子が、他の男を好きでいても、耐えられると思ったんだ。


だけど、こんな風に嫉妬してるくらいなら、大人とは言えないね。

まだまだ俺もガキだ。
くそガキだ。
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