プレゼント
☆ただいま☆
「だってさ。」
「ふ~ん。おもしろいな。
まぁ~相変わらずと言いますか、平和だな。」
「なにそれ、そういう兄ちゃんは相変わらず冷たい反応。」
「そうか?」
「そんなんだから、彼女できないんだよ。」
「それ…当たってるかも。
で、俺の話は置いといて、話を戻すけど、オトンとオカンは似た者同士なんだろうなぁ。」
「なんで?」
「お互い意地張ってここまで生きて来たんだんだから、素直になんて簡単になれないと思う。
プレゼント選んだオトンも、もらったオカンも、だから『今さら…』なんて言ってたのかも。
あげたコトないし、もらったコトない。
慣れてないのかもしれないなぁ。」
「何に?」
「どんな顔して、渡したらいいのか、もらったらいいのか。
言葉を添えたらいいのか、どう返したらいいのか、とか?
どうせ、オトンもオカンも無愛想なのが想像できる。のが…おもしろいなぁ。
来年、オトンがどうでるのか楽しみだなぁ~。
お前、ちゃんとオトンに付いていけよ。
また、話聞かせてくれよ。」
車を走らせ、見慣れた家の明かりが見えてきた。
そして、家に到着。
玄関をあけて俺は一言そえる。
「ただいま。」
すると、オトンとオカンが二人して、柱の陰から顔を出した。
妹はつぶやく。
「…そんなふうにみえるかなぁ~?」
「ふ~ん。おもしろいな。
まぁ~相変わらずと言いますか、平和だな。」
「なにそれ、そういう兄ちゃんは相変わらず冷たい反応。」
「そうか?」
「そんなんだから、彼女できないんだよ。」
「それ…当たってるかも。
で、俺の話は置いといて、話を戻すけど、オトンとオカンは似た者同士なんだろうなぁ。」
「なんで?」
「お互い意地張ってここまで生きて来たんだんだから、素直になんて簡単になれないと思う。
プレゼント選んだオトンも、もらったオカンも、だから『今さら…』なんて言ってたのかも。
あげたコトないし、もらったコトない。
慣れてないのかもしれないなぁ。」
「何に?」
「どんな顔して、渡したらいいのか、もらったらいいのか。
言葉を添えたらいいのか、どう返したらいいのか、とか?
どうせ、オトンもオカンも無愛想なのが想像できる。のが…おもしろいなぁ。
来年、オトンがどうでるのか楽しみだなぁ~。
お前、ちゃんとオトンに付いていけよ。
また、話聞かせてくれよ。」
車を走らせ、見慣れた家の明かりが見えてきた。
そして、家に到着。
玄関をあけて俺は一言そえる。
「ただいま。」
すると、オトンとオカンが二人して、柱の陰から顔を出した。
妹はつぶやく。
「…そんなふうにみえるかなぁ~?」