宇宙ネコ
「この地下にはトンネルが掘ってあってね
直径5キロメートル位の円になってるんだけど
2つの物質はそこをお互い逆方向にビュンビュン飛んで回ってゆくんだ」
この下にそんな巨大なトンネルが掘られているとは…
「ぶつかると何が起こるんですか?」
「ぶつかると凄いエネルギーが放出されるんだよ
そして、ある条件を満たしてあげると…」
「と?」
三角博士はもったいぶる様に少し貯めてから口を開いた
「…ゲートが開くんだよ」
「…ゲート?」
「我々のいるこの世界はね、複数の次元で形成されていて
いまだその存在は確認はされていないのだが、余剰次元が多数ある可能性が高確率であると考えられているんだ」
三角博士は本の山を指差して言った
「その次元同士は厚さ0.1ミリ程度の膜みたいなもんで隔たれていてね
その幕は唯一重力のみ行き来出来るんだ」
「はぁ…」
「その中にコイン投げに勝った次元が存在するはずなのだが
恐らくこの世界とかなり近い次元にあるだろう」
「それも仮説ですか?」
ボクは三角博士の仮説を信じられなかった。
「ふむ…?
その顔は信じられないって顔だね?」
「すみません…
余りに専門的で…0.1ミリの膜とか余剰次元とかどういう事なのか」
「じゃあね
特別に厚さ0.1ミリ隔てた先の別の次元を見せてあげようかね」
直径5キロメートル位の円になってるんだけど
2つの物質はそこをお互い逆方向にビュンビュン飛んで回ってゆくんだ」
この下にそんな巨大なトンネルが掘られているとは…
「ぶつかると何が起こるんですか?」
「ぶつかると凄いエネルギーが放出されるんだよ
そして、ある条件を満たしてあげると…」
「と?」
三角博士はもったいぶる様に少し貯めてから口を開いた
「…ゲートが開くんだよ」
「…ゲート?」
「我々のいるこの世界はね、複数の次元で形成されていて
いまだその存在は確認はされていないのだが、余剰次元が多数ある可能性が高確率であると考えられているんだ」
三角博士は本の山を指差して言った
「その次元同士は厚さ0.1ミリ程度の膜みたいなもんで隔たれていてね
その幕は唯一重力のみ行き来出来るんだ」
「はぁ…」
「その中にコイン投げに勝った次元が存在するはずなのだが
恐らくこの世界とかなり近い次元にあるだろう」
「それも仮説ですか?」
ボクは三角博士の仮説を信じられなかった。
「ふむ…?
その顔は信じられないって顔だね?」
「すみません…
余りに専門的で…0.1ミリの膜とか余剰次元とかどういう事なのか」
「じゃあね
特別に厚さ0.1ミリ隔てた先の別の次元を見せてあげようかね」