もしも・・・
しかし・・・

12時を知らせる鐘がなったとき、子ども達は回ることをやめ、一人ずつ白い建物に帰っていきます。

女の子は「いかないで。」と、一番最後に出ていこうとした男の子に言いました。

男の子は立ち止まり、こちらを向いて悲しそうに笑いました。

「またね。」

男の子はそう言って、白い建物に入っていってしまいました。

野原には女の子一人に・・・。
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