意地悪な先生に恋


俺のメールを見た城内は、微笑んで頷いた。




屋上の扉を開けると、果てしなくでかい青空が広がっていた。



俺のお気に入りの場所。



城内を待ってると、静かに扉が開いた。




急に、



「先生、かっこいいね。」



なんて言う城内。




一番、こいつから言われるかっこいいに弱い俺。



「先生…会いたかった。」




なんか今日はすごく素直な城内。




そんな城内を見てると、俺まで素直になれる。




「俺も、会いたかった。」




ぎゅっと、抱きしめた。




俺が、さっきなんで来なかったんだ?って聞いたとき、忙しかったからといった城内。




後から本当の事を聞いた俺は、心がえぐられてるように痛かった。





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