意地悪な先生に恋
「先生、だめだよ?ここは学校だから…名字で呼ばないと。」
精一杯の平常心。
「関係ない……ごめんな…不安にさせて。」
先生に不安だった事、
言ってないのに分かってくれる先生。
先生も不安そうな顔してる。
ごめんね。先生
辛いのは私だけじゃないのに。
先生だって、私のためにいろいろ我慢してくれてる。
「先生、私も…ごめんね…。」
我が儘ばっかでごめんね。
「礼…俺もやきもち妬いたんだ。カッコ悪いけど、礼が好きだから。」
先生がやきもち…?
先生は何も言わない私を優しく抱き寄せた。
「もう…ばいばいとか、言うな…。」
先生が震えてた。
今度は、私が先生を安心させてあげたい。