意地悪な先生に恋



「先生、だめだよ?ここは学校だから…名字で呼ばないと。」




精一杯の平常心。





「関係ない……ごめんな…不安にさせて。」





先生に不安だった事、




言ってないのに分かってくれる先生。




先生も不安そうな顔してる。




ごめんね。先生




辛いのは私だけじゃないのに。


先生だって、私のためにいろいろ我慢してくれてる。




「先生、私も…ごめんね…。」




我が儘ばっかでごめんね。




「礼…俺もやきもち妬いたんだ。カッコ悪いけど、礼が好きだから。」






先生がやきもち…?





先生は何も言わない私を優しく抱き寄せた。






「もう…ばいばいとか、言うな…。」





先生が震えてた。





今度は、私が先生を安心させてあげたい。





< 115 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop