意地悪な先生に恋


でも、私には先生が居る。





「ごめんなさい…田中君。でも、ありがとう。」




田中君の気持ちに応えられなかったのに、



田中君は聞いてくれてありがとうって



笑ってくれた。






「もういいよ。後は俺やるから。」




「うん。頑張ってね!」




「ありがと。」






私は家庭科室を出て、先生を探す。




今どこに居るんだろう。




こうやって先生を探すのも大好き。





なんか懐かしい気持ちになれるから。




< 121 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop