意地悪な先生に恋
やっと唇を離した先生はゆっくりスピードをあげて走り出す。
運転する先生の腕がかっこいい
横入りさせてもらった時の
『ありがとう』って手をあげる先生がかっこいい。
ずっと、先生を見てた。
「ん?どうした?」
私の視線に気付く。
「運転する先生かっこいい…」
調度信号が赤で止まってたから、先生は
『もー、なんだよぉ』
とか言いながらまた抱きしめてくれた。
「俺、礼の素直なとこ好き。」
そんな事思っててくれたんだって考えると、嬉しくて涙が溢れそうだった。
「…ありが、とう。」
真っ直ぐに言葉にしてくれる先生も大好きだよ。