意地悪な先生に恋
私たちは車で隣の隣の町まで出掛けた。
可愛いお店が揃うショッピング街。
「先生、こっち!こっち!」
先生ははしゃぐ私を優しい瞳で見詰めながら、
「分かった、分かった。」
って頷いた。
そんなはしゃぐ私の目に映った物。
ショーウィンドウに飾られたペアリング。
キラキラしてて
すごく可愛かった。
ずっとペアリングを見詰めてる私に気付いた先生は
「いつか、俺がプレゼントするから…もう少し待ってて。」
その言葉だけで、嬉しい。
「ありがとう…」
ずっとずっと、待ってるから。
何があっても
何年経っても
先生を信じて待ってるから。