意地悪な先生に恋


先生との時間はどんどん過ぎていく。





「もうこんな時間かぁ。」




先生も帰りたくないって思ってくれてるの?




「帰りたくねぇな。」




先生も同じ様に思ってくれていた。




「帰りたくないね…でもお母さん心配するし…」


「そうだよな。じゃ、ゆっくり帰るか。」



寂しいけど



「うん。」





私がもっと大人だったら、もっと先生と居られる時間あったのかな?



なんて事を先生に話すと



「礼がもっと大人だったら俺たち出会えねぇじゃん。」



そんな泣ける様な素敵な言葉をくれた。




「そうだね。ありがとう。」






先生を好きになって良かったって、心から思った。






< 171 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop