意地悪な先生に恋


「礼…目ぇ覚ませよ…俺ここに居るぞ。返事しろよ…。」





眠っている礼の左手を握った。




このままもう目覚めねぇんじゃねぇかってくらいぴくりとも動かない。




もしこのままだとしたら…?





…何考えてんだ俺は



そんなはずねぇし。








礼の首もとに光る物



あのネックレス。



あれからずっと付けてんのかなぁ。



とか考えるとやっぱ俺はこいつしかねぇな。って実感する。





この一生で愛する女は礼だけでいい。






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