意地悪な先生に恋


「礼、お母さんたちはもう帰るわね。明日迎えにくるから。」



「うん、分かった。」





お母さんとお父さんは帰った。





「礼、さっき言った事俺本気だから。」




ベッドの隣のイスに座って話す先生。




「嬉しかったよ。ありがと…」




思い出すとまた泣けてくる。




「お父さんとお母さんが教師と生徒だったなんて初めて知ったよ…びっくりした。」



「そうだよなぁ…偶然だな。」



「お父さん、先生によろしく頼むって。」



そう言うと、先生はクスッと笑って




「嬉しいよ。これでいつでも結婚できるな?」




「…うん!」





先生が嬉しいとなぜか私も嬉しくなる。





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