意地悪な先生に恋
今日はグループ決めだけで終わった。
「ねぇ!礼!」
声を掛けて来たのは、梨那だった。
「何?」
「礼ってさ…」
…なんかドキドキする。
「夏樹先生の事好きでしょ?」
驚きを隠せなかった。
「な、なんで?」
「そりゃあ、見てたら分かるよ!」
いつの間にか私の机の周りには春と由紀も集まって来てた。
『どうしよう…春ぅ!』
そんな顔で助けを求める。
「大丈夫だよ?私たち何があっても仲間だよ!仲間の秘密はみんなの秘密って事!」
そんな嬉しい事を言ってくれた梨那。
不安が一気になくなった。