意地悪な先生に恋
勘違い
走って、走って…
さっきの先生の声を忘れたくて…
“好きだよ”
思い出したくないのに思い出しちゃって
涙が止まらないよ。
もう、走り疲れちゃった…
涙で濡れた頬が、梅雨の湿った風にあたって少し冷たい。
先生は、もう私の事…
好きじゃないのかな?
こんなバカな事を考えていた時だった。
後ろに先生が居る様な気がした。
そんなはずない。
今頃先生は学校で…