意地悪な先生に恋


まだ先生は私の事好きなのかなって、勝手に想像してる私がいた。



他の人を想ってる人とは…


私がどれだけ想っていても辛いだけなんじゃないかな。



先生は…別れ話をしに来たのかな…。



でも、



先生の行動は、私の考えとは全く逆だった。



先生は…私を抱きしめてくれたんだ。



なんで…?




「礼…どうして泣いてんの?」



不安そうな、優しい声だった。



私はまだ、先生を抱きしめ返せない。


先生の気持ちが聞きたい…。




「先生は今…誰を愛してるの?」



先生は私から離れて、私の目を見つめた。





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