意地悪な先生に恋


テーブルに並べられたのは、


美味しそうなビーフシチューと



手作りなのよって手作りパンを出してくれた。




「遠慮しないでたくさん食べてね!」



「はい!頂きます!」




先生のお父さんは居なかったけど、みんなで囲む食卓はすごく温かかった。





「礼ちゃん!礼ちゃんはお兄ちゃんのどんなとこ好きになったの?」




急にそんな恥ずかしい事を聞かれた私は、先生のいろんな所を思い出して赤くなった。




「礼ちゃん赤くなっちゃったぁ。可愛い〜!」



その言葉にもっと赤くなる私。




「優李!?礼ちゃん可哀想じゃない!」



お母さんが助けてくれた。



「ごめんね!礼ちゃん!」



両手を顔の前で合わせて謝る優李さん。



「いいえ!」



私がそう笑顔で答えると、優李さんも笑顔になった。




< 254 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop