意地悪な先生に恋
テーブルに並べられたのは、
美味しそうなビーフシチューと
手作りなのよって手作りパンを出してくれた。
「遠慮しないでたくさん食べてね!」
「はい!頂きます!」
先生のお父さんは居なかったけど、みんなで囲む食卓はすごく温かかった。
「礼ちゃん!礼ちゃんはお兄ちゃんのどんなとこ好きになったの?」
急にそんな恥ずかしい事を聞かれた私は、先生のいろんな所を思い出して赤くなった。
「礼ちゃん赤くなっちゃったぁ。可愛い〜!」
その言葉にもっと赤くなる私。
「優李!?礼ちゃん可哀想じゃない!」
お母さんが助けてくれた。
「ごめんね!礼ちゃん!」
両手を顔の前で合わせて謝る優李さん。
「いいえ!」
私がそう笑顔で答えると、優李さんも笑顔になった。