意地悪な先生に恋
「あ、笑った。」
「先生、ありがとう…。」
私はなぜか先生にありがとうと言っていた。
「何でありがとうなんだ?本当、おもしれぇなお前。」
先生のこの優しい笑顔が…
先生のその大きな手が…
先生の全てが私だけのものになったらいいのに…。
その時調度チャイムが鳴った。
「あ!先生、早く授業行かなきゃ!」
私と先生は慌てて同じ教室へ入った。
席につくと、
「礼!なんか先生と仲良くない!?どうしちゃったのぉ〜?何かあった?」
鋭い春ちゃん。
今休み時間にあった事を春ちゃんに話した。
「嘘ぉ〜?まじで!?良かったね!すごいよ!」
自分の事のように喜んでくれた。