意地悪な先生に恋


「あ、笑った。」



「先生、ありがとう…。」




私はなぜか先生にありがとうと言っていた。




「何でありがとうなんだ?本当、おもしれぇなお前。」




先生のこの優しい笑顔が…


先生のその大きな手が…


先生の全てが私だけのものになったらいいのに…。




その時調度チャイムが鳴った。





「あ!先生、早く授業行かなきゃ!」




私と先生は慌てて同じ教室へ入った。





席につくと、





「礼!なんか先生と仲良くない!?どうしちゃったのぉ〜?何かあった?」



鋭い春ちゃん。





今休み時間にあった事を春ちゃんに話した。






「嘘ぉ〜?まじで!?良かったね!すごいよ!」




自分の事のように喜んでくれた。




< 40 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop