意地悪な先生に恋
だったら…。
「先生のアドレスが知りたい。」
どこに居ても
繋がってたいから。
でも先生は
「そんなんでいいのか?」
って言う。
そんなんでって…
先生のアドレスはみんな知らないし
私にとっては、泣いて喜んでもいいくらいのお返しだって、思ったのに。
「それしか、思い浮かばない…。」
そう言うと、
「欲がないんだな。お前は…。」
先生は私の頭を優しく撫でてくれた。
「私は、両想いってだけで十分なの。」
そうだよ。
これ以上我が儘言ったら、
バチが当たる。
「…そっか、そっか。」
先生は私の大好きな笑顔で笑った。