意地悪な先生に恋



だったら…。





「先生のアドレスが知りたい。」




どこに居ても
繋がってたいから。



でも先生は





「そんなんでいいのか?」


って言う。



そんなんでって…



先生のアドレスはみんな知らないし



私にとっては、泣いて喜んでもいいくらいのお返しだって、思ったのに。




「それしか、思い浮かばない…。」




そう言うと、




「欲がないんだな。お前は…。」




先生は私の頭を優しく撫でてくれた。




「私は、両想いってだけで十分なの。」



そうだよ。
これ以上我が儘言ったら、
バチが当たる。




「…そっか、そっか。」




先生は私の大好きな笑顔で笑った。





< 65 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop