意地悪な先生に恋
「これから辛い事とか、いろいろあるかも知れないけど、寂しくなったらちゃんと言うんだぞ?」
そうやって一番に私の事を考えてくれる先生が好き。
「辛い時は、俺を頼って欲しい。」
「ありがとう…先生、大好き。」
卒業まで我慢するはずだったこの言葉も、
今は先生に面と向かって言える。
先生の大きな手に触れられたいと心から夢見た日。
今こうやって手を繋いでいてくれてるよ。
全部夢みたいで
明日になったら消えてしまいそうな物ばかり。
先生とアドレスを交換する時、
赤い見えない線で繋がった。