意地悪な先生に恋
喜び2倍
薄暗くなった廊下を歩いていたら、その先で私を呼ぶ声が聞こえた。
…春ちゃん?
私は一気に笑顔になった。
今先生とあった事、
春ちゃんは大事な親友だから、
話しておきたい。
「礼〜っ!先生とどうだったぁ!?」
ずっと待っててくれたのかな?
「あのね、…あのね、」
話したい事がたくさんあって、何から話したらいいか分からない。
「礼、落ち着いて!」
深呼吸をする私。
春ちゃんと階段に座って話してた。
その間も春ちゃんは、
「うんうん」って
たまに、
「良かったねぇ〜!」って
「先生以外!」って
自分の事のように聞いてくれてた。
喜びが2倍になったよ。