意地悪な先生に恋
その日の放課後から作り始める事にした。
約1ヶ月後に控えた文化祭。
絶対、思い出に残る文化祭にしようね。
先生となら出来る気がする。
春ちゃんと一緒に被服室の鍵を先生にもらいに行く。
鍵を渡す時、
「頑張れよ。」
って言ってくれた。
「あ、ちょっと待った。」
先生が私たちを引き止める。
「何?」
「これ、俺が衣装にしようとしてたやつ。」
これを私が文化祭用にする。
「うん。分かった!頑張るね。」
「よろしく。」
そう言って先生はニコっと笑う。
それだけでやる気が湧いてくる私。