変わる事のない想い

心で悪魔を飼っている
人間の形をした悪魔だっ

そう周りから見られてた

勿論そんな勝手な俺に居場所なんてなかった

親父やおふくろは社長とやらで忙しく仕事仕事で家にかえってきやしない

こんな広い家に一人で
俺はなんで生きてるんだ
何をしたいんだ
このままでいいのか

存在していちゃいけない人間

はは…それってまさに俺の事だよな

って力なく笑ったんだ

テーブルにおかれる札
こんなの俺からしちゃなんの意味もない

家にいると余計つらくて

いわゆる孤独な人間って事を実感させられるんだ

悲しい人間だね

俺を見るあいつらは全員そういってるみたいで

お前に何がわかるんだっ

て叫んでも叫んでも

届かなくて、ただむなしいだけだった
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