君と歩いていく
「俺思うんだけどさ・・・」
少しの間俺たちは無言だった。
それを破ったのは翔。
「安本は何か隠してる。
結構重要なことだと思う。」
翔も気づいていたのか・・・
そうだよな。
絢はすぐ態度に出るから。
絢はすぐ1人で抱え込むんだ。
「俺もそう思う・・・・
俺は頼りないのか・・・・」
「違うよ!絢も迷ってるんじゃないかな・・・・」
「俺は山崎が関わってると思う。」
俺もだ。
絢は校門で山崎と口論になっていた。
俺たちとは普通に話してたけど
顔が引きつっていた。
俺に隠し事が通じるはずないのに・・・
「圭介には絢の考えてることすぐばれちゃうね!」
前にそう言った絢の顔が浮かぶ・・・