君と歩いていく






それからあたしがユニフォームを


干す日は必ず画鋲が入っていた。






さすがに最初みたいにまともに



掴むことはなくなったけど・・・・







「絢の当番の日だけっておかしいよ。」



「偶然だよ!」



「紗枝なんじゃ・・・」



「ただのいたずらだよ!」





あたしは佑香の言葉を遮った・・・・





それ以上言ってほしくなかった・・・・



聞きたくなかった。






自分でも気づいていたから。








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