君と歩いていく




「これ・・・
 もらってくれるか?」


「・・・圭介」


「俺はずっと絢の隣にいるよ」


「あたしも・・・・」






初めてのクリスマスに


もらった指輪を見ながら


そのときのことを思い出した。







あの時に戻れたらどんなにいいだろう。


あの時に戻ったら何か変えられるかな。



でも時間は戻らない。

ただ進むだけ・・・







< 86 / 155 >

この作品をシェア

pagetop