白い想い

「きゃっ」

しばらくして戻ってきた先生の姿を見て思わず小さな悲鳴を上げた

「なに悲鳴あげてんの」

だって…

「服!上ちゃんと着てください!」

初めてみた先生の体に、どんどん顔が熱く赤くなっていくのがわかった

「下はいてない人に言われたくないんですけど」

そう言ってあたしの頭をワシャワシャと撫でた先生に鼓動が早くなっていくのがわかった

…あたし、なんでこんなに意識してんだろ


「てかさ、ちゃんと勉強してんだな」

そう言って笑った先生にまた胸がはずんだ

「そりゃー、…数学苦手だし」
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