白い想い

「朝からおつかれ~
おいしそうじゃん」

「あ、当たり前でしょう!
あたしが作ったんだから」

動揺を隠しながら、可愛くない反抗をしてみた
触られた頭が熱くて嬉しくて、思わず顔を下にうつむけた

「偉そうなこと言ってうつむくなよ」

先生は笑ってあたしの頬を軽くはたいた

ドキン

なんだか胸が急に締め付けられて泣きそうになった
それと一緒に自分の顔がどんどん熱く赤くなっていくのがわかった

…今日のあたし変だ

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