白い想い

そして考えは甘いものの
先生のことばに甘えて泊まらせてもらうことになった

…まさかこんなことになるとは思わなかったから


「はぁ~」

ザパーとあたしが入った分お湯こぼれていく湯船の中、あたしは大きく息をはいた

「お~い、そこのオッサンっぽい声だしてる女子~」

「ひゃっ」

ドアの向こうから、先生の声が聞こえて
思わず湯船に体を沈めた

「誰ものぞかねーから」

そう言って笑う先生のシルエットが見えた

「見せませんよ~だ!」

< 8 / 30 >

この作品をシェア

pagetop