初恋*初彼

君だって家族



「虎!!!」








あたしは、必死で叫んだ。




前にいた
虎が、振り向く。









「友…里?
な…んで」







虎の質問を無視してあたしは、虎に抱きついていた。







「やっぱり好きだよ~グス。
虎が大好きだよ~」







虎は、びっくりしてたけど、優しくあたしを抱きしめ返してくれた。




あたしには、小さな
希望の光が見えていた。







「俺も…友里が好きだ。
でも…
考えさせて?」







光は、小ささを増した。





あたしは、また
虎を離してしまった…。








好き…






それだけじゃ
ダメなのかな?



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