ぼくはおれになりたい
ドンッ。

「えぐっ……」


「おい、
手加減しとけよ。
あんまり大ケガさせたら、
親にバレるぞ?」

「あぁ、それはめんどいな。
……ってか、このチビに
チクられたらまじぃ」



最低だ。

自分たちのことしか
考えてない。



「おいチビ、
先生
……先公には言うなよ」


「ふざけんな!!」

精一杯叫んだ。



< 32 / 44 >

この作品をシェア

pagetop