多幸症―EUPHORIA―
Case.3 橘亜草の場合。
――人生というのは、何て面白い舞台だろう。


 かつて、演劇界を牽引するとまで言われた天才俳優「橘亜草」は突然死に絶えた。
 いまや、名前すら忘れかけられ、過去の遺物である俳優に、以前程の羨望などの眼差しは向けられることは無くなっていた。





多幸症―EUPHORIA―③
「橘亜草の場合」
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