王子様と幼馴染
屋上で。
「あれぇ?水野さん。
どうしたのぉ?こんなとこ来てぇ」
「悪いけど先客いるんだよねぇ」
そうひとりが言うときゃははは、
と女子の笑いのうずが広がる。
選択誤ったな。
屋上にきたのは間違いだった、な。
そこにいたのは、親衛隊の皆々様。
しかもリーダー格の人たち。
つまり、私に嫌がらせをしている中心人物 だろう。
反吐が、でるよ。
そうやって、固まってればいいとでも思ってんのか。
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屋上で。