彼氏なんていらない。


教室に入り、遅刻だと怒る先生に軽く謝って自分の席に向かった。


その間にも、俺の視線を釘付けにする女。


高崎莉亜【タカハシ リア】

栗色の髪の毛を風に靡かせて、今日も机に伏せている。


170センチはあるだろうその長身に、スラッと滑らかな線を描く身体はまるでモデルの様。



小さい顔は、この世のモノとは思えない程の美しさで、どこか儚げな顔が男子共をより一層掻き立てた。




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