彼氏なんていらない。


あの白い細い腕に。

真珠の様な綺麗な肌に。


皮膚が赤く爛れた痕が無数に広がっていた。



それは、誰が見ても解るだろう。


“根性焼”

それに、


何度も叩かれた様に青くなり腫れ上がった腕が、痛々しかった。




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