もてまん
それなのに、あんなに愛されていたのに。

あたしはね、

馬鹿だったよ……


一緒にいる時間が少ないことが不安でね、フランシスしか見えなくなっちまったのさ。

夜、店からもどるとさ、

じっとフランシスの寝顔を見て朝まで過ごしたり。



終いには、夜、店に出かけるのが嫌になってね……
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